60年を超える たゆまざる歩み
「新しい日本の再建は我々青年の仕事である」という覚悟のもと、1951年、その記念すべき第1歩を踏み出した日本青年会議所は「ひとづくり」「まちづくり」「教育」「国際社会」「環境」など様々な分野において、青年としての正義感、理想を追求する心、真摯な情熱という価値観のもと積極的にかかわってきました。
それぞれの時代で人は変わり、手法や表現は異なっても、創始の「志」は脈々と受け継がれ、60年を超えていまも現役メンバーの手で年代記は綴られ続けているのです。
※敬称略
1950年代の歩み
西暦 | 会頭 | 主な出来事 |
1951 | 黒川光朝 | 日本JC創立総会(東京)、定款に「三信条」を掲げる。 第6回世界会議(モントリオール)においてJCIに正式加盟 |
1952 | 小坂俊雄 | JCI第2回アジア地域会議(東京・初の国際会議開催) |
1953 | 堀越善雄 | 「JCデー」制定(昭和49年9月3日の東京JCの誕生にちなみ) |
1954 | 服部禮次郎 | 第1回全国会員大会(名古屋) |
1955 | 森下泰 | JCソング制定 |
1956 | 森下泰 | 南ベトナムに医療団派遣 |
1957 | 三輪善兵衛 | JCI第12回世界会議(東京)、皇太子殿下 (当時、今上天皇)がご臨席 |
1958 | 橋上保久 | 初めて会頭選挙実施 |
1959 | 千玄室 | 第1回全国理事長会議(東京) |
1960年代の歩み
西暦 | 会頭 | 主な出来事 |
1960 | 石川六郎 | 「JC綱領」制定。日本JCシニアクラブ発足 |
1961 | 山崎富治 | 日本JC創立10周年記念式典(東京)、池田勇人首相らが来賓 |
1962 | 古市実 | ヨーロッパへEEC視察団派遣 |
1963 | 瀬味保城 | 「日本青年会議所新聞」創刊、1面は池田首相・瀬味会頭対談 |
1964 | 小谷隆一 | 機関紙「30億」創刊 |
1965 | 遠山直道 | 常任理事・評議員制度施行 |
1966 | 辻兵吉 | 第1回政治問題セミナー、田中角栄氏、大平正芳氏、中曽根康弘氏等参加。JCI第21回世界会議(京都国際会館こけら落とし) |
1967 | 柳沢昭 | 第1回京都会議 |
1968 | 神野信郎 | 第1回極東アジアJAYCEEシンポジウム(札幌) |
1969 | 牛尾治朗 | 軽井沢トップセミナーで牛尾会頭が「企業内ゲバ論」。 JCI会頭選挙で前田博氏当選、初の日本人トップ誕生 |
1970年代の歩み
西暦 | 会頭 | 主な出来事 |
1970 | 米原正博 | 大阪万博に「屋外劇場」寄贈。 初の北方領土視察団派遣(現在も継続) |
1971 | 秋保盛一 | 日本JC創立20周年記念式典(東京)、佐藤栄作首相らが祝辞。 第1回「JCアジアの船」(第18回まで就航) |
1972 | 小野正孝 | 「ヤングブルー3万人対話集会」各地で開催 |
1973 | 佐藤助九郎 | 「私権の制限」など会頭提言を発表(宝塚) |
1974 | 前田完治 | 京都会議で緊急事態宣告「省資源運動」を採択。 初の日ソ青年交流会議(東京) |
1975 | 佐藤敬夫 | 教育問題で全国アンケート実施 |
1976 | 田口義嘉壽 | 国家問題会議で「自民党決別宣言」(東京) |
1977 | 小沢一彦 | JCIの公用語に日本語採用(ヨハネスブルグ) |
1978 | 麻生太郎 | 正副会頭等全ソ青年団体委員会の招きで訪ソ (日中条約締結後最初の訪ソ団) 第1回青年経済人会議、与野党の代表招き「提言」(東京) |
1979 | 井奥貞雄 | 中華全国青年連合会の招きで代表団が訪中 |
1980年代の歩み
西暦 | 会頭 | 主な出来事 |
1980 | 鴻池祥肇 | 「日本の安全と防衛」5万人アンケート調査。 JCI第35回世界会議(大阪)、ガルブレイス教授が基調講演 |
1981 | 森輝彦 | 日本JC創立30周年記念式典(京都) |
1982 | 黒川光博 | 行革無料講師派遣事業開始、土光臨調を支援(現在も継続中) |
1983 | 榎本一彦 | 「ウォッチ・ザ・議会運動」全国で展開 |
1984 | 斉藤斗志二 | 教育改革へ「教育サミット」(東京) |
1985 | 野津喬 | 会頭と田舞副会頭、ソマリア難民キャンプ視察の途次 バチカンでヨハネ=パウロ・ローマ法王に謁見 世界青年サミット(広島)、ノーベル平和賞委員会会長オールピーク氏が基調講演 |
1986 | 河村忠夫 | JCI第41回世界会議(名古屋)、世界監視研究所長レスター・ブラウン氏が基調講演 |
1987 | 浅利治 | 中国から技術研修生第1陣来日、各地の会員企業で1年間研修。 第1回TOYP大賞「傑出した若者10人」表彰 |
1988 | 川越宏樹 | 第1回国際アカデミー(沖縄)。 臨時総会で「新宣言」採択(高知) |
1989 | 更家悠介 | 「こんな規制いらない運動」全国で展開。 「地球環境」グローバルプロジェクトキャンペーン開始 |
1990年代の歩み
西暦 | 会頭 | 主な出来事 |
1990 | 藤田公康 | 「地方分権」をテーマに全国理事長が536都市で首長面談。 政策提言「変えてしまえ!日本」発刊 |
1991 | 川島偉良 | 「21世紀青年国連」をJCIと共催(ニューヨーク)。 日本JC創立40周年記念式典(東京) |
1992 | 西村予史男 | 京都会議で「地球市民の時代」幕開けを宣言。 地球サミットに公認NGOとして参加(リオデジャネイロ) |
1993 | 岡田伸浩 | 京都会議で「もったいない運動」を提唱。 「地球市民財団」設立 |
1994 | 小原嘉文 | 「もったいない強化月間」全国一斉に実施 |
1995 | 山本潤 | 阪神淡路大震災復興支援活動に全国で延べ5万人以上の会員が参加。 「鐘の鳴る丘」ふれあいキャンプ全国で展開 |
1996 | 樫畑直尚 | 京都会議で「新人間社会の創造」を提唱。 阪神淡路大震災被災地住民の心のケアを目的に 「ハートネットワークセンター」設立(神戸) |
1997 | 村岡兼幸 | 日本海沿岸重油流出災害に対しJC会館に 「情報ネットワークセンター」開設。 「今一度、ウォッチ・ザ地方自治」アンケート実施 |
1998 | 新田八朗 | アメリカ3都市で「日米地球市民会議」。 「8月8日地球市民の日」全国で展開 |
1999 | 松山政司 | 韓国JCとの共同事業。 「第1回日韓ジュニアサッカーフェスティバル」(横浜) |
2000年代の歩み
西暦 | 会頭 | 主な出来事 |
2000 | 上島一泰 | 「2000年代運動指針」発表(福山)。 JCI第55回世界会議(札幌) |
2001 | 土屋龍一郎 | 日本JC創立50周年記念式典(大阪)。 「JCアクションプラン21」発信。 「新宣言(現JC宣言)」採択(大阪) |
2002 | 松本秀作 | 教育・経済・地域・拡大の分野でNOMとLOMが協働事業を全国で展開 |
2003 | 揚原安麿 | 誇り高き、人の時代へ向けて、Breakthrough! 邁進 |
2004 | 米谷啓和 | 大きな環と小さな環とが響き合う「スローソサエティ」の実現へ。 JCI第59回世界会議(福岡) |
2005 | 高竹和明 | 進化と継承のバランス型信頼社会の創造 |
2006 | 池田佳隆 | 精神ルネッサンス 美しき日本への回帰「日本の魂」が未来を拓く。 第55回ASPAC高松大会 |
2007 | 奥原祥司 | OMOIYARIの心あふれる「日本の力」発信!理想国家日本の創造のために・・・世界平和を実現するために・・・ |
2008 | 小田與之彦 | 「憲法タウンミーティング」の全国展開。 「地球温暖化防止アクションプラン」の展開 |
2009 | 安里繁信 | つよい国民性に育まれたやさしい国家「真日本建国」に向けて愛に満ち溢れたつよいJAYCEEによるアドマイヤー型社会の実現 第59回JCI長野大会 |
2010年代の歩み
西暦 | 会頭 | 主な出来事 |
2010 | 相澤弥一郎 | 曇りなき「心の月」で明日を照らす 世界に輝く日本 論ずることに終わるなかれ!真の民主主義国家の創造 JCI第65回世界会議(大阪) |
2011 | 福井正興 | 声無くして人を呼ぶ 進取の精神とクオリアの追及による 「尊敬される日本」の創造 新たなる飛躍へ 日本JC創立60周年記念式典(名古屋)、記念誌発刊 |
2012 | 井川直樹 | 自助・共助の防災システム「JC-AID」受注スタート 第1回復興フォーラム開催(岩手県盛岡市) 領土領海意識醸成セミナー全国緊急開催 |
2013 | 小畑宏介 | 第2回復興フォーラム開催(宮城県仙台市) 青少年版 領土・領海意識醸成プログラムが文部科学省「教育映像等審査制度」で承認され、全国的に展開 |
2014 | 鈴木和也 | 第3回復興フォーラム開催(福島県いわき市) 東日本震災復興ソング「未来へつなぐメッセージ」製作・無料配信 JCI ASPAC 山形大会開催 |
2015 | 柴田剛介 | 地域再興政策コンテスト開催 JCI世界会議金沢大会にて「金沢宣言」が採択 JCカップ U-11少年少女サッカー全国大会開催 |
2016 | 山本樹育 | 日本JC×吉本興業 包括提携協定を結ぶ 新たな国際協力運動として「JCI JAPAN SMILE by WATER」キャンペーンを展開 |
2017 | 青木照護 | 経世済民によるデフレからの完全脱却 戦略的民間外交による国益の増進 書籍「にほんを再生する66の提言」発刊 |
2018 | 池田祥護 | 内閣府との防災に関するタイアップ宣言締結 第68回 JCI ASPAC鹿児島大会 |
2019 | 鎌田長明 | 京都会議にて「SDGs推進宣言」を採択 サマーコンファレンスにて、韓国、モンゴル、フィリピン、東ティモール、日本の5か国間でSDGsゴール6に取り組むパートナーシップ宣言を実施 |
2020年代の歩み
西暦 | 会頭 | 主な出来事 |
2020 | 石田全史 | 新JC宣言文の採択 新型コロナウィルス緊急提言書の提出(2回) 全国一斉花火プロジェクト~はじまりの花火~の開催 第69回全国大会 北海道札幌大会(初のWEB開催) JCI世界会議 横浜大会(初のハイブリット開催) |
2021 | 野並 晃 | 京都会議初のWEB開催 ウェルビーイング経営の推進 ベビーファースト宣言 全国大会とちぎ宇都宮大会 全国大会初のハイブリッド開催 |
2022 | 中島 土 | 京都会議初のハイブリッド開催 JCI ASPAC堺高石大会 岸田総理大臣に政策提言 世界会議沖縄サテライト会場開設 |
2023 | 麻生将豊 | JCI ASPAC及びJCI 世界会議にてグローバルピースサミット開催 JCカップU-11少年少女サッカーアジアパシフィック大会の開催 第一回政策甲子園の開催 協議会アップデート指針の策定 |